障がい者雇用の取り組み vol.01
2012/10/17

mano a
mano
”一緒に”

プロフィール

三菱重工業株式会社

人事部 人材開発グループ グループ長
橋本 敬文

法定雇用率を上回る成果につなげた取り組み

船舶や飛行機、ロケットなどの輸送機器から、発電プラント、空調機器に至るまで700種類以上の製品を社会に提供している三菱重工業。1世紀以上にわたって日本の重工業を牽引し、世界有数の総合重機械メーカーとして人々の生活を支えています。

「私たちは“ノーマライゼーション”という考えのもと、障がいのある方と、ない方がお互いを認め合いながら、ともに働ける環境づくりをめざし取り組んできました」と話すのは、人事部グループ長の橋本さん。

幅広い製品群をもつ同社ゆえ、職種や勤務地など働くフィールドも多岐にわたるのが特徴です。しかし3万人以上の従業員を擁する同社において、こうした考えを全社に浸透させていくのは容易なことではありません。そこで同社は社内に障がい者の雇用を拡大推進するための委員会を立ち上げ、全社をあげた障がい者の雇用促進に取り組みました。

「この委員会は、人事担当常務が委員長を務め、全国各事業所の人事担当部長が委員となって構成されており、障がい者雇用に関する基本方針の策定と計画の立案・実施、雇用促進のための啓発などが主な活動です」

この他にも、社としての障がい者採用姿勢を示す言葉「mano a mano」(マノ・ア・マノ:スペイン語で“一緒に”の意)をモットーに、高い社内目標値を設定したうえで積極的な採用活動を展開。また働きやすい職場環境づくりとして、ハード面では車通勤者の為の専用駐車場の設置や文字の拡大が可能なPCの導入、ソフト面では勤務時間の配慮などを始めとした入社後のフォロー体制を整備。こうしたさまざまな活動を通して、同社は2012年4月1日時点においても法定雇用率を上回る高い成果をあげています。

全社、そしてグループ全体で理念を共有し、
積極的な雇用活動を推進

障がい者の法定雇用率を達成している同社は、2013年度末にはさらに高い雇用率目標を掲げており、新たな雇用の拡充に向かって進んでいきます。

「今後は、事業所単位での取り組みに加え、全社で情報共有しながら、会社全体、三菱重工グループ全体へ、障がい者雇用活動と“ノーマライゼーション”という考えを深く浸透させていく啓発活動が重要なウェイトを占めていくことになると思います。また人事部門ではニーズありきの採用だけではなく、当社にマッチしそうな人材には積極的にお会いして、潜在的な雇用の可能性を探っています。

私たち三菱重工は、“社業を通じて社会の進歩に貢献する”ことを経営理念に、創業以来、日本はもとより世界の発展に貢献してきました。当社では、障がいのあるできるだけ多くの皆さんに、企業活動のあらゆるところで、障がいの内容と程度に合わせて働く場所を用意し、仕事を通した社会貢献の機会を提供する、そのような取り組みを進めています。当社は世界中の人々の安全で豊かな生活を支えることを企業ビジョンとしていますので、この地球に確かな未来を築くために、新しいチャレンジのできる方と一緒に働いていきたいですね」

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