障がい者雇用の取り組み vol.20
2013/07/26

「生きる喜びを、
もっと」を使命に
独自の障がい者
雇用を推進する

プロフィール

グラクソ・スミスクライン株式会社

人財本部 採用部 マネージャー
若松 努
グラクソ・スミスクライン健康保険組合
常務理事
鵜飼 雅信

「生きる喜びを、もっと」をミッションに掲げるGSKでは
障がいのある社員が幅広い職域で活躍している

グラクソ・スミスクライン株式会社「生きる喜びを、もっと(Do more,feel better,live longer)」

これはグラクソ・スミスクライン(以下、GSK)」が掲げるミッション(使命)です。

「製薬会社であるGSKにとって、このミッションは『世界中の人々がより充実して心身ともに健康で長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くす』という基本理念にのっとったものです。同時に社員自身も『生きる喜びを、もっと』を感じられる企業でなければならないと考えています」

こう話すのは、人財本部採用部マネージャーの若松努さんです。

「合併により、新たにGSKグループの日本法人としてスタートしたのが2001(平成13)年。社員数も一気に増加し、それに伴い障がいのある方の雇用に関しても、従来以上に取り組みを活発化させていきました」

「取り組みの活発化」とは、採用数の増加にとどまりません。障がいの有無に拘わらず、やりがいをもって働ける環境・制度のより一層の整備を行っています。この点について、若松さんの前任者で、現在はグラクソ・スミスクライン健康保険組合で常務理事を務める鵜飼雅信さんは次のように話します。

「必要なサポートは、障がい内容によって異なります。たとえば車いす用のトイレのように一般的なものから、個々人にマッチした就労支援用のPCアプリケーションソフトの提供まで、可能な限りきめ細かな対応を行っています」

こうしたことから受け入れが進み、現在、障がいのある社員の職域は、人財本部、開発本部、MR(営業職)、コンシューマーヘルスケア事業本部、生産本部など、広範囲に及ぶことになったのです。

「やりがいを感じながら、長く働いていただきたい。定着に関しては、配属に際してジョブコーチ(職場適応援助者)にお手伝いいただいたり、配属部署に対し必要な啓発活動を行っています」(若松さん)

この他、障がい者相談窓口を設置するなど、さまざまな取り組みを実施しているGSK。それはひとえに「障がいの有無に拘わらず力を発揮し、キャリアアップをしてもらうため」(鵜飼さん)なのです。

全盲の社員を初めて迎えるにあたり
配慮を整えるだけでなく将来のキャリアビジョンも提示

「2013(平成25)年4月、全盲の社員が入社しました。全盲の方の採用は、GSKにとって初のことです。迎えるにあたっては、受け入れる部署だけでなく、フロアを同じくしている他部署の社員などを対象にセミナーを開き、ジョブコーチを含む専門家の方々に、必要な配慮についてレクチャーしてもらいました。設備面では、点字ブロックの設置、エレベータ全機の音声化、専用PCの設置など、必要と思われる配慮はすべて実施しました」(若松さん)

繰り返しますが、こうした配慮やサポートは、すべて「障がいの有無に拘わらず力を発揮してもらうため」のものです。

「面接を重ねる中で、その方にMR(営業職)のトレーニングにかかわる業務に就いてもらおうと考えました。最初はトレーニングに使う会場の設定や設営などのサポート業務だが、将来的にはトレーナーを務めてもらう事を考えている、という事も伝えました。全社員がチャレンジ精神を持って仕事に取り組んでほしい。そのためにキャリアアップに関する将来的なビジョンを提示し、入社後の成長を促しています」(鵜飼さん)

「人々に『生きる喜びを、もっと!』を届けるために我々は存在することを忘れずに、より多く、価値のある製品を届けることをめざす」GSKの未来は、こうした過程を経て成長を遂げた人財が支えていくはずです。

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