障がい者雇用の取り組み vol.37
2014/08/27

きめ細やかな対応で
マッチングの図られた
障がい者雇用の
拡大を推進

プロフィール

SMBC日興証券株式会社

人事部採用課長
大熊 隆之

「人材がすべて」というSMBC日興証券では
能力を最大限に発揮してもらうために必要な配慮を実施

SMBC日興証券当社にとって究極の資産は人。人材がすべてと言ってよいでしょう」
SMBC日興証券人事部採用課長の大熊隆之さんはこう強調されました。

「人材に対する思いは、私たち人事部門にとどまるものではなく、全部門、全部署に共通するものです。全ての社員がやりがいをもって生き生きと働くことのできる職場作り。最も重要な経営資源のひとつとして「人」を掲げる当社では、これは企業責任であると考えています」

障がいのあるなしに関わらず、多様な働き方や個性を認め合うことのできる企業風土の醸成。そのためには、社員一人ひとりの適切な認識・理解が必要です。
「2013年7月に新設されたダイバーシティ推進室と一緒に継続的な社内啓蒙に取り組んでいます。今年6月には障がいに関する項目も含めた、ダイバーシティについてのアンケートを全社員に実施し、社員の意識の現状把握とともに幅広く意見を求めました」

加えて、障がいのある社員への必要な配慮にも最大限取り組まれています。
「障がいのある方は、その内容や状況によって、できること、できないことがあります。一人ひとりに能力を最大限発揮してもらうためには、周囲の理解と配慮が欠かせません」
大熊さんは、その具体例をいくつか挙げてくださいました。
たとえば、視覚障がいが進行した社員のケース。その人には、今までのキャリアを生かせる部署への異動を決定し、専用のPCソフトを個別に用意しました。また、障がいのある社員から、自分のサポートと子育てを両立する妻の負担を減らすため、妻の実家近くで勤務したいという申し出があり、近隣支店への異動を決定しました。

「後者のように、プライベートな事情であっても、可能な範囲で対応しています。必要な配慮に関しては、まず一人ひとりの要望を確認し、それに対して所属部署の理解を得ることが重要だと考えています」

配属先の選定、その後のフォロー、
そして人事異動に至るまで
選任の担当者がきめ細かい対応を実行

SMBC日興証券の障がい者雇用は、きめ細かさが大きな特長です。
「募集業務を事前に決めず、応募いただいた方の住所や障がいの状況に合わせて、一人ひとりの就業先を人事部のメンバーがアレンジしていきます」
会社説明会での出会い、選考、配属先の選定および決定、そして入社後のフォローまで、同じメンバーが現場と協力しながら行っているとのこと。
「入社後、やりがいをもって生き生きと働いていただくためには、業務内容の理解から環境整備まできめ細やかにフォローし、ミスマッチを防がなければなりません」
こうした体制に基づき、平成26(2014)年7月末現在、本社および国内に112ある支店のうち、多くの拠点で受け入れの実績があります。

採用から入社後のフォローまで担当するメンバーは、障がいのある社員個々について熟知しています。その一方で、受け入れ先、つまり現場の状況にも通じているのが強みです。「一人ひとりとの話し合いを積み重ねた上で、その人にもっともふさわしい配属先を決定する」
この方針が、先に紹介した受け入れ実績につながっているわけです。
人事異動の面でも、きめの細かさは共通しています。
「当社では、業務内容や勤務地の変更希望を申告することが可能です。また、キャリアアップのための異動実績もあります。異動の際は、人事部が入社時と同様にサポートする体制を整えていますので、ご心配には及びません」

細部まで行き届いた対応を実施されていますが、それでも社内には課題があるとのこと。大熊さんに対応策と合わせて伺いました。
「社員のノーマライゼーションに対する更なる意識の向上です。まず、可能な限り障がいのある方が働くことのできる職域を拡大し、その職場環境を整えていく。その上で、首都圏での採用強化、そして、本社及び全国すべての支店で障がいのある社員がいきいきと働き、障がいのあるなしに関わらず相互に高め合える社内環境・風土を実現していく。その推進に力を入れたいと考えています」
障がい者と健常者誰もが分け隔てなく、ごく普通に同じ職場で働くことのできる会社。SMBC日興証券は、今後もその実現に向け、きめの細かい対応にいっそう磨きをかけていくことでしょう。

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