障がい者雇用の取り組み vol.82
2018/12/25

誰もが
個性を発揮し
活躍できる
環境を整備する

プロフィール

PwCあらた有限責任監査法人

Office Support Team Manager
桐野 陽子

二つの軸を実現することで障がいのある社員が
特性を活かし活躍できる場を創出する

きりのさんPwC Japanグループは、日本におけるPwCグローバルネットワークのメンバーファームおよびそれらの関連会社(PwCあらた有限責任監査法人を含む)の総称です。各法人は独立して事業を行い、相互に連携をとりながら監査およびアシュアランス、コンサルティング、ディールアドバイザリー、税務、法務などのサービスを提供しています。今回は日本を代表する4大監査法人の一つであるPwCあらた有限責任監査法人でOffice Support Team Managerを務める桐野氏にお話をうかがいました。

「PwCグローバルネットワークでは、世界中でダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいます。私たちが最終的にめざしているのは、多様な人材同士がお互いに相手を尊重し、一人ひとりが生き生きと働くことができるインクルーシブなカルチャーを持つ組織です。自分と異なる考え方や視点を持つメンバーを尊重し協働することで、多様なスキルとバックグラウンドを持ったプロフェッショナルファームとしての強みをさらに強化し、新しい価値を生み出します。ひいては、クライアントに信頼されるプロフェッショナルファームとしての成長につながっていくと考えています」

そうした多様性の中には、障がいの有無も含まれています。同社では障がいのある方が個性を活かし、プロフェッショナルとして活躍するための支援にも積極的に取り組んでいます。
「私たちの障がい者雇用において大きな軸となっているのが、障がい者アスリートの採用・支援プログラム『Challenged Athlete Program』による『デュアルキャリア(競技活動+職業活動)』の実現と、法人内におけるアウトソース可能な業務を請け負う、障がいのあるスタッフで構成された『Office Support Team』の強化です。この2つを軸に、障がいのある社員がプロフェッショナルとして活躍できる場を創出しています」(桐野氏)

誰もが働きやすい環境を提供することが
企業としての成長につながる

「私たちは2009年から『Challenged Athlete Program』を導入しており、障がい者アスリートのスポンサーシップを通じて競技活動を支援しつつ、職業生活も支援する、2つのキャリアを同時に進める『デュアルキャリア育成』に取り組んでいます。アスリートが活動の軸を競技から業務へ徐々にシフトしていけるように支援しています」

そして、障がい者雇用のもう一つの軸が『Office Support Team』です。
「PwC Japanグループでは、会社単位で行うよりも全社的に行った方が効率化が図れる業務を請け負い、サービスを提供する社内アウトソーシング組織として『Office Support Team(OST)』を立ち上げました。OSTには、発達障がい、精神障がい、身体障がいなど、さまざまな障がいのあるスタッフが在籍し、障がいの種別を問わず活躍しています。現在、OSTが請け負っている業務は約180種にのぼり、翻訳、広報など専門性の高い業務から、採用のエントリーサポートなど多岐にわたります。各人の障がいの特性や本人のスキルなどを踏まえて業務マッチングを行うため、一人ひとりが強みを活かして活躍しています」

業務を行う上で、スタッフが持っている力を最大限に発揮できるよう、同社では研修制度や教育体制を整え各人のスキルアップを図り、また常に業務拡大による就労機会の創出など、さまざまな取り組みを行っています。さらに、入社直後は契約社員としての採用でも、年1回の評価制度による正社員登用など社員の成長、やりがいやモチベーションアップにつながる取り組みも行っています。

「私たちグループはグローバル企業です。そこにはさまざまな個性を持った人材が働き、多様な働き方が存在しています。多様なバックグラウンドを持つ社員に力を発揮していただくことが、企業としての成長につながります。ですから、障がいのある社員にも自分の特性を活かして活躍してほしいと思っています。そのために必要なサポートを行うことで、さらに企業としての成長につなげていきたいと考えています」

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